こんにちは。チキン(クソカモ)です。
シーズン9お疲れ様でした。
3月。ポケモンセンターに一人で足を運び、「アッアッあの僕今月誕生日なんですがあのその」と頑張って店員さんに話しかけた結果、お祝いイーブイを入手することが出来たので、今期はZお祝いバトンブラッキーを軸にパーティを組むことにしました。
(Zお祝いは自分のABCDSを1段階上げる技です)
お祝いバトンブラッキー構築自体まだ開拓があまりなされておらず、パーティ組むのに試行錯誤していた結果、気付いたら対戦回数がメインサブ合わせて今シーズン1151戦になってました。要するに1000回以上ブラッキーに誕生日を祝ってもらったことになりますね。
パーティのポケモンを変えまくって潜っていたため、2100到達した時のポケモン以外のエース等についても併せて紹介したいと思います。
以下常体
【使用ポケモン】
陽気
201(244)-×-138(60)-×-150-122(204)
お祝い/バトンタッチ/挑発/身代わり
構築の軸ときどき足枷。
努力値振りは S↑でジャローダ(113族)抜き。
耐久としてはB↑でミミッキュのミミZ+影打ちをかなりの高乱数で耐える程度。
お祝いバトンタッチは当然確定。吠える吹き飛ばしや相手の挑発やトリックルーム、こちらが積んでる間に向こうに積み展開されるのを防げる挑発も外せない。
ラス1の枠、イカサマと身代わりの選択。どちらも非常に優秀で、どちらを切るか非常に悩ましい。それぞれについて軽くまとめてみた。
イカサマの利点
・バトンの際に高火力物理技をぶつけてくる相手、すなわちエースに負荷がかかる相手を潰せて、剣舞も許さない
・バトンする前に相手の襷潰し、ミミッキュの皮剥がしが出来る
・エースが倒されてしまっても攻撃できるのでワンチャン残せる
身代わりの利点
・お祝いバトンの大きな障害の一つである岩封やこごかぜ、Z技、バトン交代読みの甘えた技(熱湯や放電など)を透かし、エースを無傷で着地させることができる。
・相手が居座る読みで挑発を打つか、交代読みでお祝いを打つかの択を身代わりでケアすることができる。
D↑の身代わりの耐久の目安としては、C179アーゴヨンのヘドロウェーブが身代わりに低乱数1発(18.7%)
したがって並みの特殊アタッカーであれば、大体身代わりが1発耐えてくれる。リフレク下なら物理技も余裕。
運が良ければ身代わりを残したABCDS↑のエースが爆誕することもある。
イカサマがあると便利な相手
などの高火力物理アタッカーや襷持ちなど
身代わりがあると便利な相手
など特殊ポケモン全般とイカサマが通らない物理ポケモン
場合による
など
(岩封を身代わりで交わすかイカサマで削りたいか)
臆病CSベース
リーフストーム/リフレクター/へびにらみ/挑発
起点作り役
不利対面でも襷を盾に適当に睨んで挑発を打って退場でき、またアタッカーとしても優秀で汎用性が高く、ブラッキーが出せないときにもよく選出した。パーティが全体的に物理耐久が足りていないためリフレクターを採用。
お祝いギミックでキツイのは、相手に先に展開されて、ブラッキーが積む余裕がなくなってしまうということ。
したがって相手の起点作り役(襷ステロ爆発ランドロスやカバルドン)に強い起点作りポケモンを探したところ、このポケモンになった。挑発が打てるのもでかい。
お祝いバトン障害の岩封持ちを寄せ付けない点も大きなメリットの一つ。また睨みで不利な構築にも運勝ちを狙える。
このポケモンの欠点はステロを撒けないこと
これに尽きる。
臆病
167(172)-×-110(116)-150-135-157(220)
B : 特化メガバシャのフレドラを最高乱数以外耐え
S : 最速90族抜き
サイコキネシス/ムーンフォース/自然の怒り/挑発
このポケモンの役割は大きく分けて二つ。
①お祝い選出が出来ない構築(やガルーラ(イカサマ抜いたため)、、、入りなどブラッキーが出しにくい構築)の裏選出
このパーティではサイクルできるようなポケモンがいないため、バトン選出がどうしても出来ない時に、Zを持たせ対面性能が高く単体で活躍できるポケモンが欲しくて採用した。サイコフィールドでとの相性も良いので素直に強かった。
構築にステロ撒きがいないため、ガッサには確実に止められたり、ジャローダ対策でバシャーモがホイホイやってくる。また今回ブラッキーがイカサマを所持していないためガルーラのグロウンチの餌になってしまうが、それらのポケモンに強く出られるのが大きかった。
ミミZが低乱数であるため、ミミッキュにも対面で勝てる可能性があるのも魅力。
②先発に出し、バシャーモ、ミミロップなど対面からブラッキーが積めないポケモンを抑制し、鋼タイプを誘う(エスパーZを消費しないように注意)
テテフに対してよく投げられる鋼タイプのポケモン()がブラッキーの起点であるため、それらを呼び寄せて挑発を打って退場してもらうことで、ブラッキーが安全に積める対面を作ることができる。
控え目(臆病)CS
かえんほうしゃ/ソラビ/エアスラ/ニトチャ
エースその①
フェアリー格闘半減かつ、晴れC+1で2.25倍の炎技を打てるまさに🔥火力ヤクザ🔥
最初は耐久ベースで羽休めを入れて使っていたが、個人的に使いこなせなかったためCSに変更。ブラッキーが出せないときにも、ニトチャがあるため抜き性能が高く出しやすい。
バトンしても物理耐久には少し不安があるため、目標としては被弾する前に全て燃やし尽くす。
無理なやつは怯ませる。よく怯みます。エアスラ最強でした。特にミミッキュの皮。
臆病CS
シャドーボール/ヘド爆/こごかぜ/ボール
エースその②
格闘無効フェアリー半減
元々の素早さがゲェジなのでS↑であらゆるスカーフ持ちの上を取り、広い技範囲で制圧する。
欠点は耐久がうんちなので、バトンの際に被弾してしまうと、かなり痛そうなところ(ブラッキーの身代わりである程度はケアできる)
意地っ張りASベース
地震/岩封/身代わり/剣舞
ムキムキその③
バンギやミミッキュなどに強く出られる。
バトンしたらマンダに勝てないこともない。こいつでマンダを誤魔化そうとするのは頭がおかしいが、マンダ重すぎワロタサークルなので結構出していた。
レヒレも型次第では木の実も合わせて何とかなったりならなかったり。
【基本選出】
①(たまに)++エース
7割くらいこれ。困ったら脳死で出していた。
②++or
非お祝い選出。普通にテテフの通りがいい時やミミクチガッサ、ガルーラ軸、バシャーモ、フェローチェ入りなどブラッキーが出しにくければこっち。
【キツイポケモン】
・カプ・コケコ
お祝いしても Sが抜かれているため、後出しから挑発でバトンを阻止される。
またジャローダをコケコで突破されてしまうことが多く、挑発を持っていなくても眼鏡マジシャを打たれてるだけで終わる。電気Z+お祝い後10万も耐えられない。
・ウルガモス
舞われたら負け。どうしようもない。
・カバルドン
エースが吹き飛ばされる。リザYの場合、メガシンカするかの択が発生しやすい。
・ボーマンダ
最速身代わり型持ち以外はジャローダで睨みや挑発で竜舞阻止はできるが、バトンエースがこいつに弱いのでしんどい。ランドで誤魔化す。
・黒い霧Z
いじめるのやめてください。
【途中まで使用していたエース候補】
エーフィ@半分回復実
臆病HBSベース
アシストパワー/瞑想/身代わり/あさのひざし
当然イーブイバトンほどの才能はないが、あたりの中火力でサイクルを仕掛けてくるパーティをボコボコに出来る。マジックミラーで吠える吹き飛ばし無効が強く、特殊アタッカーは弱点を突かれない限り、大体起点に出来る。
最初は身代わりの枠をマジシャで採用していたが打つ機会が少なかったため、急所の負け筋を潰しつつ、特殊アタッカーの前なら残りやすい身代わりに変更。
火力はバトン後に瞑想を1積みで、C+2でアシパの威力が160なので等倍相手ならほぼ確定1発。バトン後瞑想2積みでメガメタグロスが確2(57.4%〜67.7%)といった程度。
しかし単体性能が絶望的なため、お祝いを成功させないと完全な置物になるのが弱い。
絶対に単体で出せるようなポケモンではないので、ブラッキーが選出できないと、当然エーフィも出せず、パーティ全体として選出がかなり圧迫されてしまうという事態が起きてしまう。
エフィブラ構築はオシャレ度が群を抜いて高いので完成させてみたい。
メガギャラドス@石
陽気HAS
たきのぼり/竜舞/挑発/地震(氷の牙)
とりあえず、つよい。
が
氷の牙を切ればマンダ、地震を切ればレヒレを見ただけで出せなくなるのがしんどかったという感想。
受けループを完全に破壊できるのは優秀。
初手に出して、挑発を絡めて適当に荒らしつつブラッキーに繋いで別のエースを通す動きも可能。
つよい。
メガメタグロス@石
陽気AS
ドッヘンアイアがとてもつよい。
岩封こごかぜをクリアなボディでケアできる。
続いてあまりにも強すぎて、ナーフされた起点作りポケモンの紹介
ガマゲロゲ@襷
臆病CS
こごかぜ/大地の力/ステルスロック/がむしゃら
なんとこのポケモン、特性貯水によりに対して、こごかぜで襷を潰しつつステロを撒くことが出来る。
これはといったクソ雑魚地面ポケモン達には出来ない芸当である。
舐めて舞ってくるには凍える風、つまり実質絶対零度が突き刺さる。種族値700って何だ?
環境トップ、先発で出て来やすいもこの最強ポケモンの前では無力。めざ氷も通じず、お得意のボルチェンも出来ずに尻尾を巻いて泣く泣く帰ることになる。
↓どれくらいの硬さなのかご存知ない方のために、ダメ計を載せておく↓
圧倒的スペックの差である。
あの600族のガブリアスが余裕で確定2発を取られているのに対して、ガマゲロゲに対してはナナナ何と乱数5発。最強か?
Sに関してはこごかぜ1発でメガミミロップを抜ける絶妙さ。 ウサギがカメになる瞬間である。
たとえ相性が悪い相手であって襷がむしゃらによる強引な削りが出来る。相手は予想外の展開に戸惑い、プレミをするであろう。まさにeasy win。
起点作りポケモンとして雑に切り捨てるのはあまりにも勿体ない性能である。
使用率が30位以内に入っていないのは異常事態と言えよう。ポケ勢はみんな盲目なのだろうか?
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前世で僕はゲッコウガに殺されているため、ゲコの前でもこごかぜステロが出来るという点に魅力を感じ、使ってみたが実際問題あまりにも数値が低すぎて、扱うのは難しかった。本当にステロを撒いて死ぬだけである。
ジャローダと違い、相手の積みを止める技がこごかぜ以外ないので、先に展開されてブラッキーがバトン出来ない状況を作られて負けることが多かった。
もちろんゲロゲが活躍した試合もそれなりにはあるが、やはり色々足りていなかった。
あと種族値が100多かったら強かったと思う。
何だこいつ、やる気あんのか。
【参考文献】
sandrock114514.hatenadiary.jp
warbler-p.hatenablog.jp
【感想】
ギミック系を使うのは初めてだったので、構築を組むのに苦戦しました。
エースで3タテできた時は非常に気持ちがよいですが、中々そううまくいきませんね。
負けパターンとして多かったのは、蜻蛉帰りやボルチェンでジャローダの襷を潰されてから、相手の高火力高速アタッカー(特にコケコ)に繋がれてブラッキーごと貫かれてしまうケース。
ジャローダ→ブラッキー→エースが基本なので、ブラッキーに不利な対面を作られるように立ち回られた時点で死。
このような場合ブラッキーを介さずエースを直接出さなければならず、ブラッキーが完全にただのクッションポケモンになることも何度もありました。
まさに構築の軸ときどき足枷。
とはいえブラッキー入りでUSM2回目の2100に乗せることができたので素直に嬉しいです。
まだまだ改善点があり、可能性を持ったギミックだと感じているのでお祝いブラッキー入りのパーティの考察を続けていきたいと思っています。
メインロム TNチキン 最高2090 最終うんち
サブロム TNクソカモ 最高最終2100
震えてて見にくいですね、すみません。